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なじみの定食屋

最近、良い定食屋を探している。

お昼ごはんは、たいてい外に食べに行く。飲食店というと、最近はデフレの影響もあり、300円出せば豚丼(以前は牛丼だったが)が食べられる。もっとケチりたければマクドのハンバーガー1個(84円)というテもある。実際、店にはバーガー1個を買い求めに来るサラリーマンが多いと聞く。

しかし、ハンバーガーひとつで昼食を済ます、というのは私にはガマンできない(足りない)。マクドで満足しようと思うと結局600円は行くので、それくらいならちゃんとした「ごはん」を食べに行く。もし会社に社食があれば、それでも良いのだが、あいにく今の勤務先には無く、なるべく安くて、しかも満足できる店を追い求めている。

以前、東京の郊外で仕事をしていたとき、そこの社食の店員(?)愛想がひどく悪く、メシが不味くなる程に不愉快な気分になり、「たとえ飢え死にしてでも、ここでは二度と食うまい」と心に決めた(^^;。
そこで、外で食べ歩いていたのだが、とある普通の定食屋を見付け、入ってみた。5〜6人座れるカウンターに、4人がけのテーブルが3つと、「普通の」広さである。夫婦でやっているらしく、旦那さんが厨房、奥さんが接客と配膳を主に切り盛りしていた。いくつか定食があり、値段は600円からと、結構安い。

ただこの店は、ただ安いだけではなかった。「たくさん食べられる」のである。写真が無いのでイメージが伝わるかは疑問だが、定食は大盛りキャベツと、キュウリの漬け物、野菜たっぷりの味噌汁が付いてくる。日頃野菜が不足がちの私には、これだけでもウレシイのに、肝心のメインのおかずは、これまたデカイのである。からあげは肉だけで普通の2倍ぐらいあろう、それに衣がたくさん付いたどでかいのが5個付いてくる。メンチカツは直径10cm、厚さ2cmぐらいはあるものが2枚付いてくる(^^。それらを野菜と一緒に皿に盛られると、いまにもこぼれそうである。それを目一杯お腹にかき込むと、どれもこれまたウマい。めちゃ満足である。

店のおばさんは愛想良く、「いらっしゃいませ」と「ありがとうございました」を笑顔で言ってくれる。食事中でも水をくんでくれたり、ソースの出を気にしてくれたり(^^;、気配りも十分だった。中にはこれが「目障り」と思う人もいるかも知れないが、私にとっては非常に心地よかった。この気配りはバイトの店員には出せまい、と思った。こういうお店はだんだん減ってきているように思えるが、それについては書きたいことはたくさんあるので、また別の機会に述べようと思う。

そのうち勤務先が変わり、その店には行けなくなってしまったが、後にも先にも巡り会えない、そんな良いお店だった。ただ安いだけ、ウマいけど愛想が悪い、そういう店は数多くあれど、そこは「安く」「旨く」「心地よく」、3拍子揃ったような、貴重な存在のお店であったと思う。

早く次の「なじみ」を見つけたいものである。

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