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人として

最近、とあるコラムを読んだ。

記事自体は、2年前のものだが、テーマとしては普遍的なものだと思う。なにしろ、最近、ここ数年前から、私がずっと感じていたことであった。

とにかく、道端で狭い箇所ですれ違い、ぶつかりそうになっても、無言で避けるだけで、「すみません」のひと言も発しない人が多い。最初は若い人だけなのかな、と思っていたら、私よりかなり年配の人でも、自己中心的な振る舞いをする人が多い。

自転車で走っていて、前にいる歩行者にベルで合図しても、「すみません」と言っても、避けてくれない。それでいてぶつかりそうになると、上半身だけ避ける。「来るのわかっとんかい」と思うと、少し腹が立つ。車道を渡ろうと、自動車の過ぎるのを待って、渡ろうとしたときに、それを遮るように歩行者に通りすぎられる。「渡るんわかってるやろ」と叫びたくなる。(叫んだら「ヘンな人」扱いされるだろうが(^^;)

何か「負けず嫌い」な人が多いような気がする。人に先に行かれたら、あるいはすれ違う時に先に避けたら「負け」なんじゃないか、という意識。「お先にどうぞ」とゆずっていたら、一生先には進めない(^^;。
サラリーマン等は、特にその傾向が強いように感じる。歩く速さでも、横断歩道でのスタートでも、他人より「一歩先へ」目指す人は結構多い。最近は成果主義の会社が増えてきたから、仕事だけでなく、私生活でも「イチバン」を目指しているのか、と疑いたくもなる(^^;。

スーパー等に行くと、まるで暗黙の了解のごとく、お互いに気を使わない人が多い。まぁスーパーという場所は所狭しと商品が並んでいるところが多いので、多少ぶつかるのは仕方の無いところだが、ぶつかっても当然のごとく、皆何も言わない。私の感覚では「普通、人にぶつかったら『すみません』のひと言ぐらい言うのが普通」であるが、老若男女問わず、そういう人は非常に少ない。いい加減腹が立って、少し怒りをあらわにすると、「スミマセン」と小声で発してソソクサと立ち去る人も中にはいる(^^;。

狭い通路で、カートですれ違う際でも、人に「どうぞ」と譲って行かせてあげると、次から次へそれに続けとばかりについてきて、行かせてもらえないこともある。結局強引に「すみません」とカートを動かすか、別の通路から回り道するかしなければならない、ということもあった。
売り場の棚では、急に横から商品を取る人の頭が目の前に出てきてビックリすることもある。その度に「ひと声かけてくれたらいいのに」と思う。中には親子連れがパンを選んでるとき、別の主婦が、その子供に覆い被さるように、子供の手のさらに奥にあるパンを、手をのばして取っていた。横にいたお母さんが少しイヤそうな顔をしていたのを覚えている。

まぁスーパーで買い物する客は、今夜の晩御飯やら、次週一週間の献立を考えながらカートを押しているので、多少周りに気がつかないし、急いでる人などは「人の事など構ってられない」のかも知れないが、「人」なんだから、少しでも周りに気を使い、人に迷惑をかけた時ぐらいは謝って欲しいよなぁ、と切に思う。

しかしスーパー、百貨店等の小売店舗では、客だけでなく店員も「自己中」な人が結構いると、最近感じる。聞いただけで皆すぐわかる大手の店でも、客に対して誠意を持ってくれない店員が多いように感じる。特に百貨店では、極端に言えば「高いものを買ってくれそうな」客には愛想よくし、それ以外の客はどうでもいい、といった印象を受ける。ハンカチ1枚買う人も、立派な客だと思うのだが。

とあるスーパーで、商品の陳列場所を尋ねようと、ふたりでダベっているヒマそうなオバちゃんの店員に問いかけたところ、対応してくれた店員は愛想良かったが、もう一人の店員をみると、明らかに話の腰をおられて不機嫌な顔をしていた、ということもあった。

私はものを買う時や、サービスを受けた時は、必ずひと言いう様にしている。「ありがとう」、「どうも」のひと言でも、相手に伝わるはずと思っているからである。しかし、店員の方は、それに反応してくれないことも多い。それどころか「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」すら言わない人が結構いる。値段しか言わない人や、釣り銭を投げつける(!)店員もいた。別に私が店員を腹立たせることはした覚えは一度もない。(もしあったとしても、その場で謝るだろう。)何か「商店としてのサービス」より「個人的感情」が優先している「自己中」店員が少なくない、と感じる。

もちろん、良い店員さんもたくさんいる(^^。商品に対する質問でも愛想よく対応してくれる人もいるし、レジなんかでも素晴らしい、気持ち良い対応をしてくれる人もいる。ある百貨店では、私が知らずに落としたハンカチを、さりげなく拾って、「落としましたよ」と渡してくれた店員さんもいた。
私は、なるべく、買い物していて気持ちが良い、「愛想の良い店員さん」が多いと感じる店を選んで行くようにしている。

俗に言う「ファミコン世代」は、ひとりで家に籠ってゲームばかりしているので、人との接し方や立ち振る舞い方が分からない、という話を聞いたことがあり、そんな世代がそういう行動に出るのかと思いきや、その親にあたる世代の人にも、そういう人は多いと思う。もちろん、全ての人が、人づきあいが上手くなれるとは思わないが(私も自信を持って言えないが)、少なくとも、「思いやりには感謝する」「迷惑をかけた時は謝る」ぐらいのことは「人として」当然身に付けるべきものである。これは親が子供に対して教えていかなければいけないものだが、その親でさえちゃんとできていないのである。私も子供がいるので、自分が模範となるよう努力すると共に、子供にはしっかりと教えていきたい。なかなかちゃんとできなくても、その意識を持つことが大事なんだと思う。

このままだと、この先の世の中が「どうなってしまうのだろう」と不安に思う。いやマジで。

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