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鉄道事故の怖さ

非常に心痛む事故が、起こってしまった。

JR宝塚線(福知山線)で発生した列車脱線衝突事故のニュースは、人々に大きな衝撃を与えた。死者は数十人、負傷者も数百人に上り、信楽高原鉄道の事故以上の、平成で一番の大惨事となった今回の鉄道事故には、普段電車通勤をしている私も震え上がった。

この事故は、カーブの制限速度を大幅に越えたために脱線したと見られている。列車に乗り合わせた乗客のインタビューを聞いていると、「いつもよりかなり飛ばしている感じがした」という声が多かった。列車の運転士は、直前の停車駅でオーバーランして発車が1分半遅れたために、その遅れを取り戻そうとしたと推測されている。しかし現場のカーブは70km制限で、理論上は133km出さないと脱線しないと言われている箇所で、列車(207系)の設計上の最高速度である120kmを越えるスピードで走っていたとすれば、乗客はかなりの恐怖を感じたに違いない。もっとも、ニュースでは「置き石の可能性もある」と報じており、今後の原因究明が急がれるところであろう。

事故の背景には、「時間厳守を最優先」という会社(JR西日本)の指示もあったと言われている。確かに尼崎駅は福知山線・東西線と東海道線が平面で交差しており、1本の列車の遅れがたくさんの後続や連絡の列車に影響してしまう。私も乗換えで尼崎駅を利用する時がある。電車が駅に到着後、ホームから連絡橋への階段の上り下りはあるものの、数分で乗り換えができることに、便利に思うと共に、時間通りに到着。発車させることに「運転手は神経を使うんだろうな」という気はしていた。その緻密な連絡が必要とされるが故に、運転士は必死になったのだと思うが、かなりの無謀な運転だったというのは、誰もが思うところであろう。

事故を起こした列車の運転士は、乗務を始めてから11ヶ月で、オーバーラン等のミスで3回の厳重注意等を受けていたという。そして研修後に再び乗務に戻っていたというが、今回の「ミス」は取り返しの付かないような大惨事を引き起こしてしまった。JR西日本をはじめ鉄道会社各社には、今後このような「ミスによる事故」は絶対に起こして欲しく無い。私たち乗客が安心して乗れる鉄道であって欲しいと、心から願っている。

ちなみに、この事故の影響からか、「列島縦断 鉄道乗りつくしの旅 JR20,000km全線走破」が放送延期となった。番組のファンとしては少し残念だが、犠牲者や関係者の方の心情を察すると致し方ないところであろう。旅行気分は5月9日まで少しお預けである。きっと関口知宏さんも、今回の事故には心痛めていることだろう・・・。

亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、今後はこのような事故が起こらないことを願うばかりである。

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