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旅の「再開」

その光景は、やはり心が和む。

尼崎で起きた脱線事故に配慮して中断されていた、「列島縦断 鉄道乗りつくしの旅 JR20,000km全線走破」の「放送」が5月9日から再開された。というのは、旅自体は予定通り行われており、その模様を録画放送するというものだからだ。先程ホームページを見るまで、てっきり関口さんは「現地で足止めを食っている」と勘違いしていた私は、妙な納得感を得た(^^;。

脱線事故翌日の4月26日に収録された、群馬県の大前駅からの中継では、事故当日(4月25日)の旅の模様が流れていた。途中事故の知らせを聞いた関口さんは、近くのお寺に駆け寄り「〜犠牲者の冥福並びに負傷者の回復を心より祈願.」と書いて納め、旅をするすべての人々の安全を祈っていた。その光景に私は心打たれた。事故の当事者や、犠牲となられた方の遺族はやはりつらい思いをされていることは確かで、関口さんがそんな人々に気を遣っているのが見て取れたからだ。

事故の状況として、通勤時間帯であり、乗客で「旅気分」な人はおそらく少なく、「早く目的地に向かう」人々が大多数だったのであろうと思うが、その中にも「旅」をしていた人はいたであろう。そんな人々の「旅」まで奪ってしまったと考えると、その人の無念に心を痛めずにはいられない。私自身も鉄道の旅をしていた時期があり、「鉄道は安全」「無事で当然」という意識があったからだ。

事故については、JR西日本の不手際や軽率な行動がクローズアップされているが、プライベートで行ったゴルフや宴会もとやかく言われるのはやや過熱しすぎとも思える。ただ、普段から人の命を預かり、今回事故を起こして犠牲者を多数出してしまった現状で、その当事者の企業としては、その末端社員ひとりひとりの行動を問われる、というのは世論的にも仕方がない、というところだと思う。やはり事故に逢った方々の心情への配慮は必要だろう。

こういう事態が起きた場合に、例えば前から予約していた店のキャンセル料が発生する(居酒屋等はそのまま請求されるのではないだろうか)等で、個人としては「『会社』を取るか『自分』を取るか」の葛藤が起こると思う。事故を知った上司は事務所に戻っていることから、残りの人で「お金がもったいないので、後はとりあえず予定通りに」という状況だったのかも知れない。まだまだ続く不景気で個人の「財布」は(私自身も(^^;)厳しいところがあるだろうと思うので、その気持ちは分からないでもない。

でもしかし、大々的に放送され、たくさんの批判がJR西日本に集中したのは、「事故直後に社員以外の人が救出を手伝っているのに、社員は何をしている」という思いで遺族や負傷者、さらには一般視聴者の声が大きくなったからであり、その動きを会社としては軽視できない、ということであろう。人の命を預かる企業としては、事故がわかった時点でイベントなり宴会なりを中止する行動が望まれる、ということだ。JR西日本も大きな企業で、末端の社員まで意識の浸透は難しいと思うが、それを示すことが望まれるだろう。地元の住民としては、一日も早い信頼回復を願い、そして安全設備の充実を望む。

話が少し逸れた。関口さん自身も、番組スタッフも、事故の状況が状況だけにつらい心情だったであろうことは私にも察するところはあるが、既に無事に春の旅は終えているということで、番組ファンとしてはほっとしている(^^。私としてはゴールまできっちり見て、鉄道の旅について、事故について、私自身も思い起こしたいと考えている。

やはり安全に「旅」できることが、人々の願いであることは間違いない。

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