« ポッドキャストの盛り上がり | Main | 自分のやりたいこと »

社内うつ?

最近、この言葉が気になっている。

以前から知り合いの産業カウンセラーに聞いたこのとある言葉であったが、gooの「注目ワード」にも登場したので、検索して見てみた。すると、「社内うつ」という書籍を書いた小杉正太郎氏(早稲田大学文学部教授)のインタビューにたどり着いた。

「社内うつ」の特徴として、会社で仕事している時は憂鬱なのに、一旦会社を出てしまうと家庭などで元気に普通に暮らしている、ということだ。それは一般的に言われる、全ての時間において何に対してもやる気が出ない「うつ病」とは違い、病気ではないそうだ。社内にいる時だけ「うつ傾向」になる、ということで、小杉氏が「社内うつ」と名付けたとのことだ。「会社の中に何か原因があり、それに適応できていない」という状態であるそうだ。「社内不活性・社外活性」と小杉氏は呼んでいる。

そう言われると、思い当たるフシはある。以前勤めていた会社では、それこそ成果主義の「先駆け」と言える企業で、インタビューにも例示されている「度重なる組織改変」「コロコロ変わる管理職」「部署の仕事を理解しない上司」「ただ叱責するだけの上司」を多数見てきた。そんな職場で仕事をしていた私は、たびたび自分の役割や仕事が分からなくなっていた。定期的なミーティングを提案しても袖にされ、皆黙々と「自分の目標」に邁進する「奇妙な職場」で、間違たりミスすれば建設的な話はなく「ただ叱られる」。

上司が仕事の内容を理解していなかった。確かに過去の「実績」で管理職に昇格した上司も、「個々のメンバーの役割」を十分に考える人は少なかった。人間関係にも気を使わず、人材育成もチームビルディングも放棄して、ただやって来た「自分の目標」に関係する、「成果」に関係する部下のみを可愛がる。必然的にそれに関係ない、「縁の下の力持ち」的な部下は「放置」されることになる。そしてその部下がいくら組織に貢献しても、成果には結びつかない。上司の「お気に入り」の社員のみ良い評価を受け、昇格していく。

・・・こういった状態が、成果主義を取り入れた職場ではどこでも見受けられると思う。特にIT企業などではSEと営業が一緒に仕事することは多いし思う。営業でも「成果」のみを重視している人は「上司の飼い子」である「できるSE」にはゴマをすり、良い仕事を持ってくる。そうでない「普通のSE」にはそれなりの仕事しか持ってこない。「お気に入り」であるか、そうでないかによって、携わる仕事の質にも違いが出てくる。そんな中で社員間の「格差」はどんどん開いていくのだ。

そんな状況下で、「仕事のゴール」が見つけられず、それを上司からも教えてもらえない、指針すら一緒に考えてもらえずに、もがき苦しみキャリアを形成できない人たちは多いと思う。そんな「理想と現実のギャップ」を強く感じた人が「社内うつ」になっていくのだと思う。職場を離れた一般社会では「成果主義」など無く、だれにも「評価」されることなど無いので、普通にのびのび元気になれるのは、そのせいだろう。

最近では中途採用する会社が増えてきているが、そこでも「社内うつ」が増えているという。「とりあえず手が足りないからと新しい人材を採用しているケースが少なくない。そうすると、仕事内容と中途採用者の職能にミスマッチが起きる」そうだ。私も中途採用をしている企業に転職したが、「ミスマッチだな」と思うことは多い。ことさら「組織の期待」が大き過ぎ、その期待に答えられないと「な〜んだ」という感じにもなる(^^;。そして本人としては「自分のやりたいこと」と「現実」のギャップを知ることにもなる。今まで何年もの間「違う文化」で仕事してきたので「職場への順応」に時間がかかるということだろうか。

しかし、こんな状態がいつまでも続くと「社内うつ」になりかねない(^^;。深刻な状態になる前に何らかの「打開策」を見つけようと、いろいろ考えないといけない時期なのかもしれない。私と同じような境遇におかれている人は多いと思う。「社内うつではないか」と思った人もいるだろう。しかし本当に「うつ病」になってしまったら「自分ではわからない」とも言われるので、そうなる前にいろいろ「前向きに仕事できる」方法なり環境なりを探した方が良いと思う。「後悔ない人生」を送りたいのは、誰もが同じだろうから。

・・・けっこう熱くなってしまった。やはり自分の状況が悪いからなのか(^^;;

人気blogランキングへ

|

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/27348/5747228

Listed below are links to weblogs that reference 社内うつ?:

Comments

Post a comment